ヘルシーなゴーヤは夏に食べるイメージが強いですね。でも収穫されるのは秋ごろで、食べる時期も食べ方も様々。夏バテ防止効果もゴーヤの特徴のひとつですが、そもそもゴーヤには多くの健康成分が含まれています。
最も有名なのはビタミンCの含有量でしょう。レモン丸々2個分以上、キュウリやトマトと比べても5倍以上!しかも野菜で唯一、加熱してもビタミンCが壊れにくい。独特の苦味はチャランチン、モモルデシン、コロコリン酸など(ちょっと聞き馴染みのない成分ですが)によるもので、血糖やコレステロールを下げる作用があるほか、腸内環境を整えたり老廃物の排出効果もあります。さらにカルシウムも含み、その免疫力向上効果で糖尿病にも効果が期待できるほか、リノレン酸を含むためダイエットにも好適とされます。
さて、これだけ栄養価値の高いゴーヤですが、これを天日乾燥させると生のゴーヤと比べ、カルシウムが15倍、ビタミンは10倍、鉄分は30倍!とオドロキのパワーアップが図れるというのです。乾燥ゴーヤを使ったメニューもいろいろありますが、とりあえず最も簡単なところでゴーヤ茶など楽しんでみては?種や綿を除いてスライスしたゴーヤを乾燥させ、干し終わったら適量を急須に入れて熱湯を注ぎ、5分程度おけば健康エキスたっぷりのゴーヤ茶の完成です。運動不足や暴飲暴食が気になるこれからの季節、栄養たっぷりのゴーヤ茶でほっこりと身体を癒してみては…。